日本とタイ、ASEANの“食”を中心とした相互交流をカタチに。

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タイ南部旅行記 ~パンガー・クラビ~

パンガー市内のバスターミナルから約2時間、クラビ市内のバスターミナルへと到着した。パンガーではずっと雨だったが、ここクラビも雨は降っていないものの、どんよりとした曇が空を覆っていた。

2552707.jpg“クラビ県”は、映画「The Beech」の舞台となったピピ島周辺や、アオナン・ビーチといった複数のビーチ・リゾートがあり、タイでも有数の観光地だ。
観光ツアーもピピ島を含む4島巡り、カヌー体験、象トレッキングなど各種ツアーが充実しているが、クラビと言えば何と言ってもピピ島だろう。


ピ・ドン島(Phi Phi Don)、ピピ・レー島(Phi Phi Le)、バンブー島(Bamboo
Island)などからなるピピ島周辺は、タイの数あるビーチ・リゾートの中でも郡を抜いて美しいと言われている。ゲストハウスへチェックインすると同時
に、迷わず「ピピ島周遊1日ツアー」を申し込んだ。

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前日は雨も降っていて、ツアー当日の朝にならないと船が出るか分からないと聞いていたが、起きてドアを開けてみると、階下にいた宿の主人から名前を呼ばれ
た。眠い目をこすりながら「おはよう、何?」と返事をすると、「ラッキーだね、今日は船が出るから早く仕度しなさい。」と嬉しい言葉が続いた。

集合場所のアオナン・ビーチまでの送迎車を降りて、25名乗りのスピードボートに乗り込んだ。ツアー参加者のほとんどが欧米人で、アジア人はタイ人3人組と自分1人だけ。1人で参加してる者は皆無だったが、スタッフが気を利かせて度々声を掛けてくれた。

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「バンブー島(Bamboo Island)」は白い砂浜に透きとおった海。ビーチ・パラソルなんて俗っぽい物は一切なく、あるのはトイレと休憩所、そして小さな売店が1つあるだけだ。
   
バンブー島の「ヒンクラン(Hin Klarng)」、ピピ・レイ島の「ロサマ・ベイ(Lohsamah Bay)」、ピピ・ドン島の「モンキー・ビーチ(Monkey Beach)」ではシュノーケリングが楽しめる。雨季なのに透明度は抜群で、無数のトロピカル・フィッシュと共に泳いでいると、時間が経つのを忘れてしまうほど。今回のツアーでシュノーケリングに目覚めてしまったほど楽しかった。

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ピピ・レイ島にある「バイキング・ケーブ(Viking Cave)」と呼ばれる、アミューズメント・パークで見るような海賊の洞穴。これが古代から存在する自然の物だから驚きだ。

3017967.jpgピピ・レイ島「ピレ・ラグーン(Pi Leh Lagoon)」は、ピピ島周辺でも最も海の色が綺麗な場所で、コバルト・ブルーの海の色と、山肌の緑のコントラストが素晴らしく、

この世の物とは思えないほどの美しさ。「これだけでを見にバンコクから来ても良い!!」と思えるほどの絶景だ。


ピ・レイ島にある「マヤ・ベイ(Maya Bay)」は、映画「The Beach」の舞台となった有名な場所で、ビーチから見渡す眺めは「The
Beach」そのもの。時間があれば島の内部にも入って行けるし、洞窟を抜けて反対側の「ロサマ・ベイ(Lohsamah
Bay)」に出ることも可能。キャンプ・ツアーで滞在する事も可能だ。

「トンサイ・ベイ(Tonsai Bay)」はピピ・ドン島にあり、ここでランチをとる。
ここではフランス人カップルと同席だっだが、彼らもピピ島の美しさに感嘆の声をあげていた。ちなみに、この島にはバンガローなどの宿泊私設があり、公衆電話、ミニマート、郵便局もある。

2287081.jpgこの内容のツアーで、値段は900バーツ(約2700円 / 1人)
クラビでの宿3泊分の値段だが、宿までの送迎、船でのドリンク飲み放題、フルーツ、シュノーケルセット、国立公園入場料、保険などが含まれているし、スタッフのサービスなども好感が持てて満足度は十分だ。

宿に戻っても興奮冷めやらず、地元民である宿の主人に対して、海がどれほど綺麗で、どれほど感動したかを延々と語ってしまった。宿の主人は呆れながらも”感動話”に耳を傾けてくれた。
「絶対にもう一度訪れたい!!」そんな気持ちにさせる圧倒的な自然の美しさ。それがクラビ県・ピピ島だ。



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