クラウドファンディングを活用した、ローカル支援の取り組み。

NPO法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN、2012年4月2日から続けて来たヤムヤムの活動展開もこの春で12期目を迎えることができました。ご支援、応援ありがとうございます！

日タイを食でつなぐ“一次産業支援×食を中心とした国際文化交流”をメインの活動テーマにコツコツと継続してきましたが、ここ数年はコロナ禍の影響もあったりと活動の姿も初期のフードイベントをメインにしたものから、個別の並走支援型の事業コンサルティングやタイへの商流づくり、ブランドづくりのお手伝いなどへなだらかに立ち位置を変え、設立当初と比べて活動フィールドが幅広くなって来た実感があります。

振り返ると、直近は特にタイでの活動展開の比率が増して来ており、以前からの課題であったタイ77県での産地支援展開を早く見える形にするべく、模索を続けている最中でもあります。

その実現のためにまず着手したのが、タイ77県の産地支援の構想の具現化として「fah77（77の空）」の始動。コロナ禍でペンディングになっていた企画構想を昨年2022年から再始動しました。

現地のネットワークの助けを借りたり、タイ大使館農務担当官事務所のサポートも受けながら、チェンライ県、ナコーンラチャシマー県と産地取材を続けていると、不思議なもので突然7月にタイから直接問い合わせが舞い込みました。コラート（ナコーンラチャシマー県の別名）で活動する半官半民組織の関係者からで、支援取り組み中のプロジェクトを一緒にサポートして欲しいという相談でした。

そこからバンコクで改めてお会いしたり、現地を視察させていただく中で、関係者の方々の熱意や支援地域の村民の皆さんの持ち前の明るさもあり、プロジェクトへの気持ちが高まり、この地域が抱えている課題の解決につながる過程を共に考え協働することが、お互いの未来にもきっと繋がるんじゃないか？と、ポジティブで前向きな発展性も感じるため、思い切って３度目のクラウドファンディング（READYFOR）を軸にしたプロジェクトに挑戦してみよう！と決意した次第です。

３度目のクラウドファンディングに挑戦することになりました！

これが、READYFORで公開する予定のプロジェクトです。
（プロジェクトの詳細については、READYFORの募集ページ本文で書かせていただきましたので、公開後にそちらをぜひ読んでいただければと思います。）

★ご支援はこちらから！
https://readyfor.jp/projects/baanphimaiudomsuk

様々な理由で農地を失った農家46県が集まり、ピマーイ地区に新たに作られた村とその支援をする団体、連携する地元の農業関連企業、そしてヤムヤムの4者が協働連携する、日タイ連携の取り組みとなります。

**4/10（月）8:00 公開予定です！ぜひ、ご支援をよろしくお願いします！**

私自身としては活動12期目に入ったタイミングで、このプロジェクトへ歩みが重なって来ることに対して、何やら運命めいたものを勝手ながら感じており、ギアをトップにぐっと入れたような、すごく清々しい気持ちでいます。

思い起こせば、コロナ禍の２年半がほんとしんどかったです。
もう活動を止めることも何度も頭をよぎりましたし、周りの食の仲間たちの状況も特に飲食業を中心に良くなかったこともあり、どん底でした。
そして何よりも、今まで継続して作り上げて来たことの価値を自分自身が感じられなくもなっていた時期も正直ありました。

この中断していた空白の２年半を除くと、今期はちょうど次の10年が改めてスタートする節目の年。
ここからまた、気持ち新たに取り組んで行きたいと思っています！

だから、今回のクラウドファンディングの取り組みを必ず成功させたいですし、コラートからも大きな期待も感じる状況でもあり、ここはきちんとした形ある成果をしっかりお返しして、共にプロジェクトの今後の発展を並走しながら見たいと思います。ぜひ、一緒に未来を見ましょう！