い草について “今から約500年前、八代の上土城主 [あげつちじょうしゅ]・岩崎主馬守忠久 [いわさきしめのかみただひさ] 公が領内にイ草栽培を奨励したのが始まりと伝えられている。上土城跡には岩崎公を祀る岩崎神社が建てられ、地域住民の信仰を集めている。
八代平野のほとんどは干拓地で、用水にも恵まれていることから、八代地域は日本一のイ草生産地として知られている。一時期、外国産の安いイ草の影響を受け、生産量も大幅に減ってしまったが、日本文化が改めて見直される中、品種改良や新しいイ草製品の開発などに取り組み、新たな生活空間への活用や健康志向を踏まえた食品開発などが活発に行われている。
イ草を使った製品は、座布団やコースター、バッグ、和紙などの他、インテリアや食品にも利用され、八代地域の特産品として、その活用の幅が大きく広がっている。”(熊本県県南広域本部サイトより抜粋)
熊本県の産地取材を通じて、い草の可能性や藺業の抱えている様々な産地の問題を知ることになり、何か弊会でも協力できないかと考えておりました。
産地との交流や学びの中で、弊会で主導して実行できるアクションを通じた地域貢献から流れを創ることが望ましいと判断し、産地の未来に繋がる新たな産地構想づくりに独自に取り組んでいます。
現代の生活環境や市場の変化に合わせた、商品開発や販路展開〜PR展開の構築と所属団体や公民問わず垣根を超えた複合連携が必須であり、弊会ではその一つの答えとして、独自の強いネットワークを持つ“タイ王国”とダイレクトにつなぐことで、今までに産地では持ち得なかった視点や場づくりを独自展開で形にしています。
◯現在までの経緯
▼《タイ》和僑会世界大会 IN THAILANDへ熊本県いぐさ事業者チームでブース出展
▼《タイ》めぐるKITCHEN VOL.01 @KENJI’S LABをバンコク・トンローにて開催〜熊本県八代市産の食べるいぐさ “ゆいのくさ”
▼《タイ》タイ国初の常設日本物産館MONO SHOPにて食べるい草が販売開始
▼【熊本県】くまもと県南フードバレー推進協議会 2014/1/29 食べるいぐさ『ゆいのくさ』推進協議会設立について
▼【熊本県】RKK熊本放送 2014/2/5 おれんじ食堂列車で”タイ料理”
▼《タイ》熊本県の事業者2社と共同でJAPAN EXPO IN THAILAND 2015へブース出展いたしました
▼《タイ》JAPAN EXPO IN THAILAND 2015 熊本県インバウンドステージPRを行いました
◯直近の新規展開 2022年〜
以下のタイ向けの販路開拓、及び産地ブランディングプロジェクトを同時進捗中。
①熊本県八代市産たたみの輸出、販売(2022年8月後半〜タイ)
②たたみ販売ショールームの常設開設(2022年9月〜バンコク)
③食用いぐさパウダーを使用したIGUSAスイーツメニューの開発とカフェ販売(2022年9月〜バンコク)
④JAPAN DISCOVERY 2022@THE MALL BANGKAPI 催事イベントでのブース出展とPR販売(2022年8月26〜9月4日、計10日間 バンコク)
①〜④の一連の流れにつきましては、noteにまとめておりますのでご覧ください。
タイ王国にて継続した販路開拓と産地ブランディングを推進していきますので、今後の展開をご期待ください。随時アップデートして参ります。