青森県を応援する人気居酒屋が手掛けるプロジェクト
取材を通じて青森県弘前市のりんご農家さん達とご縁ができ、一昨年から一緒に雹(ひょう)害など自然災害の影響を受けた傷のあるりんごのブランディングを行っています。マイナスイメージをどう逆転させるのかがテーマ。雹害や風害、強風で枝や葉がすれてりんごに少しでもキズがついてしまうと、正規品として出荷ができなくなり、価格が1/10〜1/20に下落してしまう。天候次第の商売とはいえあまりにも酷な仕打ちなのです。何とかできないものか?そんな産地を気遣う純粋な思いから、この商品は生まれました。四谷三丁目の青森PR居酒屋「りんごの花」の産地愛がギューっと詰まっています。
「当たりんご」とは?
ズバリ、雹害に当たっても落ちなかったりんごです。品種名ではなく、雹にも負ケナイ……強運なりんごを使ったりんごジュースであり、今年は青森県大鰐(おおわに)町産のサンふじを使用しています。
通常、自然災害に遭ったりんごは安く買いたたかれて、りんごジュースやジャムなどの加工品原料になりますが、りんごの花では市場価格とほぼ同額で買い取り、オリジナルの「当たりんご」りんごジュースとして販売しています。
継続して支援することが大事
台風や爆弾低気圧など、天候が急変することが多くなった近年。毎年どこかで自然被害は出ていますが、りんごの花はこの取り組みを継続し、りんご農家さんが安心しておいしいりんご作りに集中できるようにしていくために、できる支援を続けていきたいとのこと。これはおいしく味わうことで支えていく=「りんご農家さん応援プロジェクト」なのです。
りんごと言えば、この味!
ジュース自体は納得の安心感があるサンふじを、そのまま絞った100%無添加のストレートりんごジュースです。
通常、傷物を安く仕入れて加工することで安く商品化することができますが、「当たりんご」りんごジュースは極力通常価格で買い取るため、ちょっとだけお高め。
このまま行くとりんごの国内最大産地の青森県でもりんご農家が10年のうちにいなくなるとさえ言われています。だからこその産地発の「りんご農家さん応援プロジェクト」なのです。
※掲載情報は 2016/03/26 時点のものとなります。