日本とタイ、ASEANの“食”を中心とした相互交流をカタチに。

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食感がGOOD!宮崎産チョウザメの身が入ったグリーンカレー

 

チョウザメ×グリーンカレーの可能性

 タイ料理の代表的なメニューの一つ、グリーンカレー。タイ料理レストランが一年で最も忙しい季節とも言われる夏に向かって、禁断症状になる方も多いのではなかろうか。グリーンカレーは基本的にタイハーブを中心とした食材をクロックという石臼で丁寧に潰し練られた“調味料”を、中華鍋などで炒めながらココナッツミルクで伸ばし、鶏肉などの具材に火を通しながら軽く煮込んだもの。日本のカレーのように長時間煮込んだり、何日も寝かせたりという熟成行程はなく、サッと作ってサッと食べるという、南国の気候にピッタリのカレーなんです。
 
食感がGOOD!宮崎産チョウザメの身が入ったグリーンカレー
 

今回ご紹介したいのは、宮崎県発のチョウザメの身をつかったレトルトのグリーンカレー。地産地消×タイ料理をまさに体現したような商品コンセプト。チョウザメの身が火を通すとまるで鶏肉のような食感!チョウザメは体内に腎臓をもつので気になるアンモニア臭も全くなく、白身で淡白な美味しい魚です。

 

食感がGOOD!宮崎産チョウザメの身が入ったグリーンカレー
 

チョウザメは宮崎県で1983年から養殖飼育研究が進んでおり、2004年に完全養殖飼育を実現。キャビアは先行してすでにブランド化(宮崎キャビア1983)が進んでおり、ご存知の方も多いかと。海外産にくらべ熟成具合をよりクリーミーな味わいになるように調整していることから、国内各地のレストランでも徐々に人気となっているそう。同様にグリーンカレーのレシピ開発にも地元の人気タイ料理レストランのシェフを抜擢し、煮崩れしにくい白身の食感を活かした日本人に合う味覚を意識して今回商品化されたという。

 

食感がGOOD!宮崎産チョウザメの身が入ったグリーンカレー

 

実際に食べてみると、グリーンカレーに欠かせない要素となるきのこ類は県産のえのき茸を使い、シャキシャキした食感がチョウザメの身のしっかりした食感との違いが良いアクセントとなっている。こぶみかんの葉(バイマックルー)も1袋に1枚入っていて、シェフのこだわりを感じる仕上がり。また、パッケージデザインも秀逸。一見グロテスクな印象もあるチョウザメをかわいらしいユーモラスなキャラクター“チョーさん”で表現し、軽やかな商品にまとめている。5分ほど袋ごと温めるだけで簡単に食べられるので、気軽に夏のエスニック熱を盛り上げてくれるのではないでしょうか。

 

※商品パッケージは今後変更予定。販売時期未定。

※チョウザメはサメではありません。うろこが蝶の形をしていること、尾ビレの形がサメに似ていることに由来する名前。

※掲載情報は 2015/06/16 時点のものとなります。