日本とタイ、ASEANの“食”を中心とした相互交流をカタチに。

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食堂でランチ

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タイ・バンコクには、タイ料理はもちろんの事、和食、中華、フレンチ、イタリアンなど世界各国のレストランがあり、こと食事に関しては選択肢に困ることはありません。ただ、時間的な制約のあるランチだけは職場の場所によって選択肢が限られてしまいます。
レストランなどがある商業地区に近い職場であれば問題ないのですが、そうでない場合は、どうしてもタイ料理だけに限られてしまいます。私の場合も、職場近辺にタイ料理以外の店舗は無く、選択肢はタイ料理のみになります。

そんなランチタイムによく行く食堂があるのですが、そこでよく注文する「スッキー・ヘン」をご紹介します。「スッキー・ヘン」と「スッキー・ナーム」とあるのですが、「ヘン」は汁無し、「ナーム」は汁有りを意味します。「スッキー」とは、和食の「すきやき」が語源らしいのですが、まったく違うモノで、野菜、ニンニク、春雨、卵、鶏肉(シーフード)等を、唐辛子、ガラスープ、腐乳、ナンプラーなどで炒めた料理です。具材はどこもそんなに変わらないのですが、この料理のポイントは「タオフー・イー」と呼ばれる腐乳です。(腐乳は豆腐を塩水の中で発酵させた物で、タイでは発酵の際にトウガラシを加えて辛味をつけた紅腐乳を使用する場合が多いです。)腐乳とチリソース、ごま、ニンニク、砂糖などを加えたナムチム(つけダレ)をかけて食すれば、腐乳独特のコク、空心菜と白菜の歯ごたえ、中華セロリと唐辛子の風味、春雨の食感…。もう、味と食感のバランスが秀逸で、いつも一気にフィニッシュしてしまいます。食堂でランチと書きましたが、もちろん夜のディナーも食堂はおすすめです。ビールを飲みながら、ちびちびとタイ料理をつまむのもなかなか良いものですよ。



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