プロジェクトへの想い

デザイナーから料理の道へ
デザインと料理にある、クリエイティブという共通点
タイレストランの開業が夢に

今思い返すと、タイには不思議な縁を感じます。このタイミングで何の縁もないタイに呼ばれるように降り立ったこと、1週間の短い滞在の中で直接触れたタイの人々の気持ちの温かさや、やさしさ。 一人旅の若者の緊張と好奇心をタイは懐深く、時には厳しく、時には人懐っこく、そのままに受け入れてくれました。(驚くことや、危うく騙されそうになったりと、お約束でいろいろありましたが。。笑)

帰国後、タイ料理レストランへ飛び込む。

この時の濃厚な経験からタイへの興味や想いが一気に高まり、帰国後にデザイナーの道を一時棚上げし、東京のタイ料理レストランの厨房へ飛び込んで(計3年間、2店舗)、タイ料理修行をスタートすることになったのです。

自分で料理も空間も全てこだわってデザインしたお店を自分でやりたい!

オーナーシェフになって、自分の世界観を形にしたタイレストランをオープンさせることをまず目指しました。せっかく働くならばオーナーもタイ人、シェフもタイ人(最初のお店はシェフはご夫婦でした)という環境をと探し当てて想いを伝えて雇ってもらい、業務の傍らレシピを教わったり、シェフの自宅で家族の皆さんと食事を共にしたり、一緒にチェンマイの里帰りに連れていってもらい、自宅へホームステイさせてもらったりと、本当に濃密で貴重な経験でした。今でも忘れられない大事な思い出です。

なぜ、デザイナーから料理人なの?

最初のお店のショップカード

と、当時は行く先々で聞かれましたが、答えはとてもシンプル。

料理もデザインと全く同じで、こんなにクリエイティブで分かりやすい世界は他にないということ。例えば、同じ食材を使って5人の料理人が同じレシピを作っても、全てが別の料理になるということ。

素材の切り方や大きさ、火の入れ方や時間、調味料のバランスや食材の組み合わせ、また、そこに盛りつけ方法や分量、カトラリーやお皿のサイズ、テーブルコーディネート、空間デザイン、音楽、ロケーション、サービスの質など。

そして、誰と一緒に食べるか?
そのときの感情、体調でもまったく違ったものになる。すなわち、レシピの名前は同じでも、それぞれ料理人の生き様や感性、技術、環境が凝縮した、5人それぞれの個性が色濃く光る一品になるということ。ここに料理の面白さ、創造性の高さ、可能性を感じた理由です。

また、飲食サービスの現場は規模やスパンが非常に短く、一日一日がきれいに終わるということも、もう一つの魅力でした。お客の反応もストレート。ライブの会場のようなダイレクトなレスポンス。美味しければ評価も反応も上がるし、マズければ売り上げにダイレクトに反応する。そのシンプルさにも惹かれました。歯車の一つではなく、自分で主体的に考えて動いていく。時代にも自分の当時の心情にもマッチしました。

残念ながらその後に体を悪くしてしまい、オーナーシェフの道は諦めてデザインプロデュースという違う形で飲食サービス業へ関わることになっていきました。
しかし、オリジナルレシピの開発や食材発掘、毎回シェフと一緒にアイデアを出し合い、レシピをまとめ上げること・・・、そこでタイ料理修行経験がとても活きました。

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